第17章 コルチカム
Sho side
翔「イけないの…?」
動かすスピードは上がるのに
潤の熱は上がってこない
潤「っ…けない…」
次々に涙が零れていく
助けを求めるようにその濡れた瞳を俺に向ける
翔「イクまで終わらないよ?」
俺の言葉に潤の躰はますます強張っていく
翔「…こっちも触って欲しいんじゃない?」
始めて潤の躰に手を伸ばして
中心を弄る手をとり
後ろの蕾へと導いた
潤「ぁっ…」
一瞬潤の躰がビクンと跳ねる
俺はすぐに手を離して
潤から離れた
潤「っ…翔くん…」
不安そうに見つめる潤に
ベッドサイドから
ローションを取り出して
傍に置いた
翔「コレ…使ってイイよ…」
自分が今までどんな顔をしていたかはわからなかったけど
この時はっきりと笑顔を向けた
潤はまた涙を零して
首を振る
潤「や…無理…できな…」
お願い,許して…と泣きじゃくる
翔「だって前だけでイケないんでしょ?潤はもう後ろ弄らないとイケないんだよ…」
厭らしい躰だよね…?
そう言って眺めながら
また笑顔を作った
ローションを手に取って
少し高い位置から
潤の中心にめがけて
トロトロの液体を流し落とした