第17章 コルチカム
Sho side
枕元に座って少しだけ足を開き
自分のモノに手を伸ばす
届く距離にいるけど
俺は潤の躰には触れず
ただジッと見ていた
まだ何も反応していない潤のソレは
バスローブの裾に隠れている
翔「もっと脚開けよ…見えない」
自分でもなんで?と思うほど冷たい声が出る
ビクッと躰を揺らしてゆっくりと脚が開かれていく
潤「っ…はぁっ…」
潤の口から洩れる吐息は
決して熱いモノではなくて
緊張と羞恥と屈辱と…
俺を責めるようなモノだった
翔「ココも自分で触りなよ」
躰には触れず
胸元に合わさるバスローブを
指1本でグイッと捲る
潤「……っ…」
一度唇を噛んで睨むように俺を見てくる
翔「嫌なら別にいいよ」
視線を逸らしてベッドから立ち上がった
潤「っ…まって!!……するから…」
腕をグイッと掴まれて
ベッドに引き戻された
さっきよりも大きく脚を開いて
胸元も露わにする
中心を握る反対の手を
布の隙間に入れ込んで
指先で触れる
翔「…だから見えないって」
潤の腰に巻きついた腰ひもを
ピッと引っ張って解いた
潤「っぁ……や…」
パラっと布が開いて
弄る胸の尖りと中心が露わになった
咄嗟に潤の脚が閉じる
翔「見えない」
ピシャリと言い放てば
おずおずと開かれる
翔「もっと…」
潤「っ……」
何度か繰り返せば
これ以上開けないほど足を開き
ベッドヘッドに凭れて
涙を浮かべる潤が
俺の目の前にいた
俺の言葉に支配されて
言うとおりに淫らな格好をする
嫌だと言えばそれで終わるのに
潤は言わない
ソレが益々俺の倒錯感を煽っていった