第16章 ニリンソウ
Sho side
翔「メンバーにもさ…いつか…言えたらいいね」
潤の隣に寝転んで
ウトウトしてる頭を撫でて
独り言みたいに呟いた
潤「ん…そだね…」
微かに相槌が聞こえて
その後すぐに
規則正しい寝息が聞こえてきた
ずっと…潤と一緒に居られれば
それで幸せだと思ってた
それは今も変わらないけど…
嵐のメンバーも
かけがえのない大切な存在だから…
いつか認めてもらえたら…
いつしか…そんな欲が出てきていた
翔「今日のゲストは生田斗真くんでした~ありがとうございましたー!!」
観客からの大きな歓声と拍手の後
収録終わりのカットがかかった
観客の前でいつも通り会話をしてから
挨拶をして楽屋に戻る
翔「お疲れ様でしたー!今日はありがとうございました!!」
親しき仲にも礼儀あり
収録終わりには嵐全員でゲストへの挨拶
「こちらこそありがとうございました」
斗真の楽屋でみんなでワイワイ話をしてると
ジュニアの頃に戻ったような気分にもなる
昔から知ってる仲間…
同じメンバーに囲まれて
最愛の人が傍に居て
仕事をしながらこうして笑い合える
それだけでこんなに幸せなんだから
これ以上望んだら罰があたるかな…?
雅「今日はゲストが斗真だったから気楽だった~」
「はぁ?気を使ってくださいね?俺にも」
和「でもアレは笑えたよね,バカなんだもん」
皆が笑い合う中俺の愛しい恋人が天使みたいな笑顔を皆に向けた
潤「俺は皆と一緒にいるだけで…
今日も楽しい!」
* To be continued ...