• テキストサイズ

センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第16章 ニリンソウ


Sho side

雅「ごめん!!この埋め合わせは必ずするからっ」

突然雅紀にドタキャンされた

急用みたいだから,気にするな~と笑顔で見送ったものの…

こじゃれた店に1人で入る気にもなれず,帰ることにした

タクシーが前に停まった時
携帯が振動した

乗り込んでから画面を見ると

[斗真が久しぶりに翔くんとも呑みたいって
翔くんどこで呑んでるの?]

潤からの連絡だった

翔「よっしゃ…」

思わず呟いた俺にタクシーの運転手が振り向く

「…どこまでです?」

翔「あ…スイマセン,ちょっと待ってください…」

俺は慌てて潤に電話して
2人が飲んでる店を運転手に伝えた



「翔くん!やった,久しぶり~」

個室ドアを開けると
斗真が明るく出迎えてくれた

翔「誘ってくれてありがとな~
一人寂しく帰るところだったからさー」

適当にコンビニ弁当かな?なんて思ってたところへの思わぬ誘いに,テンションが上がった

「翔くん会いたいって言ってくれてたんでしょ?俺,嬉しくって~」

可愛いことを言う斗真
昔から懐いてくれていて
可愛い弟みたいな存在…

翔「仕事では会ってるけどな
なかなか呑む機会なんかないからさ」

斗真とは向かい合って
当たり前のように潤の隣に座った

翔「潤,ありがとな,仕事お疲れ」

潤とご飯を食べるのも数日ぶりで
2人きりじゃなくても,やっぱり嬉しい

潤「あ…うん,お疲れ様…何呑む?」

潤からメニューを受け取って選んでると
なぜか潤が斗真の方に移動した

「なんだよ」

潤「いいから,狭い…あっち行け」

二人のやり取りは兄弟みたいで
見てて微笑ましかった
/ 1617ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp