第13章 オンシジューム
Jun side
バク転を3回も披露するコトになった
ニノを心配する気持ちが少しと
今までできなかった
メンバーの恋を揶揄うようなコトが
気軽にできるようになって
それがちょっと嬉しくて
ふざけてニノを
後ろから捕まえて相葉さんと揶揄って遊んでた
和「お前らんとこと一緒にすんなバカップル!」
ニノが大きな声で言い切った瞬間に
楽屋に翔くんとリーダーが戻ってきて
雅「あー見られちゃった♪」
楽しそうに
すぐニノから手を離した相葉さん
翔「…潤?」
低い翔くんの声が聞こえて
やばい,と思った
慌ててニノから手を離して
潤「あ…ぃや…違,く…て…」
でもこの状況を逃れられる
言い訳なんてもってない
翔「何してたの?
楽しそうだったね?」
笑いながら近づいてくる翔くんが怖い
潤「や…あの…ニノ,バク転大丈夫かなーって…」
翔「ふーん?」
視界の端っこに
深く唇を合わせてるリーダーとニノが映る
和「大野さんのバカっ!!」
大きなニノの声も聞こえるけど
俺は出来ることなら
相葉さんのバカ!と叫びたい
1人でさっさと逃げやがって…
潤「しょ,翔くん…?」
ぐっと腕を引かれて
翔くんの胸に引き寄せられた
こんな状況なのに
人前でこうやって触れ合うコトに
まだ慣れてないから顔が熱くなる
翔「今日の夜,楽しみだね?」
耳元で低い声で楽しそうな囁きが聞こえた