第11章 デイジー
Jun side
胸元を翔くんの舌が這って啄む
掌が肌を撫でる
それだけなのに
潤「ああっ…あっ,あっ…んんっ」
その小さな刺激が
大きな快感となって俺を襲う
翔「いつもより敏感だね?」
バレてるのが恥ずかしいけど
素直に認めた
スルリとTシャツが脱がされて
下に履いていたジーンズと下着も脱がされて
潤「…翔くんも」
そう言えば
ちゅ…と軽く唇が重なってから
翔くんも何も見に纏わない姿になって
翔「電気は?」
天井には煌々と俺らを明るく照らす照明があって
でも今日は
潤「…このままでいい」
恥ずかしさがないわけじゃないけど
消して翔くんが見えずらくなる方が嫌だった
翔「潤…愛してる」
その言葉とともに
再び俺の上に覆いかぶさって
潤「ぁあっ…あ,あっ…んっ」
刺激を待ち侘びていた胸の尖りを
口内に含まれて
指先で弄られて
躰が小刻みに跳ねる
潤「あっ…,ぁあっ,んっ…あ」
ちゅっと吸われて甘噛みされて
指で擦るように摘まれて
いつもより快感を感じ取る躰は
それだけで押し寄せてくる射精感に我慢できなくて
潤「あっ…ん,ちょ,まってっ…っぁああっ……」
カリ,と少し強く噛まれたのを引き金に
自らの腹に熱を放ってしまった
翔「そんなに気持ちよかった?」
そう言いながら
腹に散らばった白濁に舌を這わせられて
潤「そんなの,舐めないでよっ…」
呼吸も整わないまま身を捩ってソレから逃れて
潤「翔くん…愛してる」
さっき喘ぎに奪われた言葉をようやく返した