第9章 チューベローズ
Jun side
ずっと吐き出せずにいた熱を
ようやく開放できて
溢れ続ける白濁も
痙攣するように跳ねる躰も
もう自分では一切コントロールができない
翔「潤…大丈夫?」
その躰をぎゅっと抱き締められて
潤「ん,大丈夫…」
荒い呼吸をしながらなんとか答える
翔「風呂,行けそう?」
潤「…それは無理」
立ち上がれない,と言えば
翔「可愛かったよ…」
耳元で囁かれて
自分の嬌態を思えば顔が熱くなる
翔「ちょっと待ってて?」
そう言った翔くんが持ってきた温かいタオルで
優しく躰を拭いてくれて
翔「起きたら一緒に風呂入ろう?」
その言葉で起きても
明日もまだ一緒にいれるコトを思い出して
潤「明日はずっとこうやってたい…」
重たい腕を動かして
翔くんの胸元に顔を埋めれば
翔「ん,いいよ」
優しく髪を撫でてくれる
乱れたシーツを軽く直した翔くんが
翔「寝よっか」
俺の隣に躰を滑り込ませて
布団の中で何も身につけないまま抱き合った
触れ合う部分に感じる違和感
潤「…今日はもう無理だからね?」
大きくなってるモノを制すように言えば
翔「わかってるよ」
と苦笑が返ってきた
おやすみ,と言おうとして
視線を上げれば
こっちを見てたらしい翔くんと視線が絡んで
そのまま数秒見つめ合う
ゆっくり瞳を閉じて
ぎりぎりまで顔を近づけて
潤「…しないの?キス」
*To be continued....