第64章 ニシキギ
Sho side
翔「でも…やっぱ潤…好きだよな?ああいうの…」
潤をベッドに寝かせて
部屋を片付けながら何気なく言うと
ぼふっ…と頭に枕が飛んできた
翔「…いてぇ…」
潤「だって…っ…バカっ…」
振り向くと潤は布団に潜りこんで
芋虫みたいに丸くなっていた
翔「にしても…増えたな~…コレクション…」
使った道具を綺麗に拭いて
アルコール消毒して…
一つずつ、クローゼットの奥深く
隠すように置いてある引き出しに収納していった
潤「もうっ!!…そんなの良いから早く来てよっ」
潤がぷんぷん怒ってる
ま…照れてるだけなんだけど…
それがまた可愛い…
最後に卑猥な形をしたカラフルな色のアレを丁寧にしまって
潤の待つベッドにあがり
白い芋虫を抱きしめた
翔「じゅーん?お待たせ?」
布団を捲って囁くと
可愛い顔をちろっと覗かせる
翔「あーっ…もうっ…可愛いっ!!!」
潤「かっ…可愛くないっ!!」
翔「脱げっ!!」
潤「やっ…今日はもう無理っ」
翔「解ってるって…」
潤「んやぁ…わかってないっ!!」
これが俺たちの愛の確かめ方
なんで岡田くんがあんなものをくれたのかはよくわかんないけど…
たまには刺激的なものも
悪くないだろ?
何年たっても色あせない
潤への想いを確かめる
まだ…2人の時間はこれからだから…
翔「愛してるよ…」
さぁ…
ショータイムが始まる 2人夢の中…
* To be continued ...