第62章 カスミソウ
Sho side
潤「っ…ん…はぁっ,はぁっ…」
唇を離すと潤が大きく肩を揺らして
呼吸を整える
翔「はぁっ…ごめん…」
笑いながら背中を擦ると
潤も綺麗な笑顔を見せて
それをそのまま俺の胸に埋めた
真っ白…
透明…
そんな綺麗な…
清らかな笑顔…
子供たちと同じか
それ以上に無邪気な…
綺麗なモノが俺の胸から染み込んでくる気がした
潤「翔くん…?」
なんだか物思いにふけっていると
潤がキョトンと見上げてきた
潤「寝ちゃだめだよ…?シャワー…連れてって?」
潤んだ瞳
高揚した頬
で…そのセリフ…?
…待て…
ヤバイ…可愛すぎる…
俺はガバッと起き上がると
思わず潤に覆いかぶさった
潤「え…ぇっ…わ…ちょ…もう無理っっ…」
焦ったように潤が身じろぐ
翔「…わかってる…」
言いながら唇を塞いだ
潤「んんっ…んぅ…はぁっ…わかってな…っん…腰っ…明日仕事っ…」
潤がジタバタと俺の下で暴れた
翔「大丈夫…」
潤「だ…だいじょばないっっ…」
翔「潤が可愛いから…」
潤「な…なんか翔くんっ…変態っ」
翔「はぁ??」
愛し合って
躰を重ねて
時間を共有して…
共に歩む
幸せな未来に形はないけれど
ふざけ合いながら
時には涙を流しながら
2人で沢山笑い合おう…
幸せはきっとそんなふうに作られてく
* To be continued ...