第57章 カルセドニー
Kazunari side
智の熱が口内に流れ込んできて
それをこくんと飲み下した
和「んふふ…美味しかった♡」
口元を拭ってから
さっき取られた輪っかを
再び装着した
智「またつけるんだ…」
和「だって,これ無いと…天界に導いてあげられないからね?」
そう言ってゆらゆら揺れるそれを
わざと振ってみた
智「じゃぁ…とりあえず天国に連れて行ってもらうかな…」
和「ふふ…さとは天国いけるの?」
智「え…俺…行けないの??」
真面目な顔で聞いてくるから
そっと唇を塞いだ
和「んっ…さと…んんっ…」
唇を合わせると
智の舌がくちゅっと侵入してきて
俺の口内を掻き回す
智「んはっ…にがい…」
和「ふふふ…智のだよ?」
智「飲まなくていいのに…」
和「俺が飲みたいの…智のは全部…」
ギュッと抱き着いて膝の上に座った
また唇を重ねて…
そのまま唇を首筋から鎖骨へと降ろしていく
智「ぁっ…ん…ね…かず…やっぱこれ…とってよ…」
頭の輪っかをツンツンと揺らす
和「まだ駄目…まだ…さとの天使でいたい…」
耳元で囁いて
そのまま耳に舌を這わせる
智「んぁっ…ぁぁ…っ…」
智の躰がびくびくと揺れた
さっき熱を吐き出したばかりの中心が
また蜜を溢しながら
俺の脚にあたっていた