第51章 カーフ

Masahiro side

昌「痛いか…?」

涙を零す雅紀の髪を撫でると
小さく首を振った

雅「んーん…嬉し…」

俺の目の前で
本当に嬉しそうに笑う

思わずもらい泣きしそうになるくらい
俺も嬉しかった

雅「あ…っ…」

雅紀が俺を見て声をあげる

昌「ん…」

雅「まさひろさんの…おっきくなった…」

嬉しそうな顔のまま
そんなことを言う…

昌「バカ…やめろ…」

くらくらしてどうしようもなくて…
唇を塞いだ

ホント…こいつには敵わない…

雅「んんっ…んっ…んー…はぁっ…はぁっ…」

昌「だから息しろって…」

雅「出来ないんだもん…」

こんな状態でも
笑い合ってて…

雅紀の躰から力が抜けていくのもわかった

昌「…そろそろ動いていいか…?」

雅紀の顔を覗いて
確認すると

ナカがきゅっと締まった

昌「あ…バカ…力入れるなっ…」

雅「あ…んっ…だってぇ…」

手で顔を隠して
首を振った

その両手を顔から外してシーツに縫い付けた

昌「ダメ…もー限界…」

ゆっくり腰を引くと
雅紀の躰がびくびくと揺れた

雅「あ…あっ…んんっ…」

また躰に力が入るから
片手を外して中心を握った

雅「はぁ,ぁぁっ…」

大きく息を吐いた瞬間
雅紀の奥に腰を沈める

雅「んぁあっ…まさっ…ああっ…」

さっき手で探ったポイントを探して
何度もゆっくりと腰を送り込んだ