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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第51章 カーフ


Masahiro side

タイミングを見計らって
自分の欲望を雅紀に押し付ける…

雅「はぁ…っ…っう,んっ……っ」

一瞬息を吐いて
力が抜けたものの
俺の押し付けた圧迫感に
躰がギュッと強張った

雅「あ…っ…ぅ…っん…んっ…」

雅紀の瞳から涙が零れた

昌「雅紀…ごめん…」

思わず謝ると
瞑っていた瞼が開いて
俺を見つめた

雅「ん…まさ…っ…ぁ…」

何か言いたそうだけど
苦しそうに顔を歪めて
何も言えない

まだほんの少ししか入っていないから
一度抜いた方がいいか…

そう思って躰を離そうとすると

雅「や…やだっ…」

シーツを握っていた雅紀の手が
俺の腕を掴んだ

昌「雅紀…?」

雅「や…だ…やめな…で…」

途切れ途切れ…小さく言葉を繋ぐ

昌「でも…」

雅「やだぁ…」

俺の言葉にかぶるように
雅紀が泣きだした

泣くと…躰に力が入る…

先端をナカに埋め込んだまま
前にも後ろにも進めない俺自身を

雅紀がぎゅうぎゅうと締め付けた

昌「わ…わかった…わかったから…泣くな…な?」

躰を抱きしめて
髪を撫でる

雅紀の潤んだ赤い目が俺に縋るように見つめてくる

雅「や…め…なぃ…?」

昌「やめないから…」

正直…苦しくて…
雅紀も痛そうだから

どうすればいいかわからない…

でも…

ここでやめたら雅紀を傷つけるから…

どうしたら繋がることができるのか
必死に考えを巡らせた

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