第51章 カーフ
Masahiro side
雅紀が俺の動きに合わせて
一生懸命息を吐いて力を抜く
その姿が健気で…
なるべく辛い思いをさせないように
慎重に雅紀のナカを解した
昌「まー…痛いか…?」
時折流す涙
顔があんまり見えないから
雅紀の様子を伺うと
決まって雅紀は首を振った
昌「無理するなよ…?痛かったら言って…」
言葉は出ないけど
何度も頷いてくれた
男を抱くのは当然初めてで…
いろんなところで調べたり
話を聞いたりしながら
俺なりに情報を集めた
たしか…ナカでも気持ちよくなれる場所があるはず…
二本に増やした指を
くるくると回して
雅紀の躰を覚えるように動かした
雅「あっ…んっ…っはぁ…」
時折声をあげるけど
気持ちいい…とは違うんだと思う
汗を浮かべる雅紀をそっと抱きしめながら指をうごかしていった
雅「んあああっ…」
不意に雅紀が大きく躰を跳ねさせた
昌「まー…?」
さっきまでとは明らかに違う反応…
この辺…?
もう一度指を曲げて内壁を擦るとナカに何かが当たった気がした
雅「ああっ…やぁあっ…なっ…ぁ,ソコへんっっ」
ふるふると首を振る
でも,さっきまで苦しそうに汗を浮かべていた躰が
ビクビクと震えて
ほんのりピンク色に染まった気がした
昌「ここ…気持ちよくない…?」
雅「あっ,あっ…待っ…やぁっ…わかんなっ…わかんないっ…」
強すぎる刺激に
雅紀はまた涙を流した