第46章 ヒヤシンス

Jun side

翔「幸せだよ…潤が…ここに居てくれて…」

そういう翔くんの瞳に俺が映っていて…

翔くんが傍にいてくれていることを
俺を見てくれていることを実感して涙が溢れた

潤「俺も…幸せだよ…翔くん」

俺もしっかりと翔くんを見つめて言うと

優しく微笑った翔くんの瞳にも
また薄らと涙が浮かんだ

見下ろす翔くんを引き寄せると

潤「んん…っ…ふっ…」

また唇が重なって

そのまま下に降りていった

潤「ぁっ…ん…ぁあっ…はぁ…」

首筋から鎖骨を啄むように舌が這って

温かい口の中に
ぷくりと主張していた胸の飾りが含まれた

潤「んぁっ…あっ…」

舌先で転がすように舐められて
翔くんの下で躰が跳ねると
それを受けとめるように
包み込むように抱き締めてくれる

翔「潤…気持ちいい…?」

吐息が胸元にかかって
それすらも快感となって伝わってくる

潤「あぁっ…だめ…っ…気持ち,ぃぃっ…」

思わず胸元の翔くんの髪の毛に指を絡ませて

もう片方の手は翔くんの背中の上を這わせると

快感を逃がすどころか
翔くんを感じるから余計に躰が熱くなる

触れられなかった胸の飾りを
指先できゅっと摘まれて

潤「ぁぁっ…あっ…それだめ…っ」

浮き上がった腰が
その布の下で熱くなっていた中心が

同じように熱くなっていた翔くんの中心に触れた