第1章 チャンパー*Champi*
Kazunari side
俺にしがみつきながら
頬を真っ赤に染めて
ふぅ,ふぅ…と一生懸命息を吐く
その姿が健気で
愛おしくて
ギュッと抱きしめながら
髪を…躰をたくさん撫でた
翔「ぁ…んっ…ふぅ…ぁああっ」
少し躰の力が抜けた翔さんが
ガクンと躰を揺らして俺に崩れかかった
その躰を受け止めて,雅紀を見ると
ふっと薄く笑って頷いた
翔「やっ,やだっ…雅紀っ…変っ…あんんっ」
俺の躰に回された手に力が籠って
背中にピリっと痛みが走った
和「翔さん…気持ちいいですか?」
翔「ぁっんっ…わかんなっ…やぁっ…んぅ…んんっ」
首を振って涙を零す翔さんの唇を塞いで抱きしめて
気を散らすように
胸の尖りをツンと摘まんだ
雅「ふふ…翔さん,上手ですよ……ね…カズ…」
雅紀が俺を自分の居た位置に促した
十分に解れたという合図と共に…
和「雅紀…?」
どちらが先に…なんて下世話な会話をしたことはなかった
でも,雅紀が解してたから
先に雅紀が翔さんと一つになるかと思って
…少し油断してた…
雅「もう限界でしょ?」
耳元で囁かれてドクンと熱が集中する
そりゃぁ…そーだけどさ…
雅「翔さん…一緒に気持ちよくなりましょうね…」
そう言いながら…
また耳元で何かを囁いてる
…ズルイ…
翔「はぁ…カズ…お願いっ…きて?」
四つん這いで振り向きながら
恥じらうように呟くその姿に
何もする前にぶちまけてしまいそうになった