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大野さんのバカ

第3章 3


Kazunari side

夏が終わると
また忙しい日々がやってくる

今度はツアー

その前に,今年は宮城でのライブもある

国内だし,去年のハワイほど大変ではないかもしれないけど

何処でだってやることは一緒
全力でやるっきゃない

忙しいといっても
ライブの打ち合わせや
振り付けがメインで
5人で行動することが多くなった

一人で忙しい時よりも
ワイワイ楽しいことも増えるから
精神的には悪くない

和「潤くんに怒られたぁ」

打ち合わせ場所から
振り付けのスタジオに移動する
道すがら,適当な理由をつけて
大野さんに絡みにいく

智「ふふっ…どんまい」

5人で行動するときは
大野さんにも会えるし
軽く触るくらいなら
ベタベタしても誰も変に思わないし…

潤「そこ,いちゃついてないでくれる?」

若干一名を除いては

智「いちゃついてねーよ」

潤くんに指摘されて
肩に乗っていた俺の腕を降ろして
離れていく大野さん

協力するって言葉はなんだったのか…

潤くんを睨むと
呆れたように笑って
視線で合図される

その視線を追うと
週刊誌の取材らしき記者が数人
スタジオの周りをうろついていた

潤「最近また,よくわかんないの多いんだよ」

言いながら,その人達を威嚇しつつスタジオへ入って行った

俺達が多少絡んでたって
大したネタにはならないだろうけど…

何処でどうネタを作り上げられるか
わかんないから
注意するに越したことはない…ってことね

和「どーもー」

その記者たちに軽く会釈して潤くんの後を追ってスタジオに入った
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