第4章 4
Kazunari side
智「…ね,動いて…?」
気づいたら智が下にいて
俺を見上げて微笑んでいた
和「え…ぁっ…んんっ…」
自分の体重で智のモノが奥にあたると
背筋をゾクゾクと痺れが駆け上がる
和「ぁ…っや…む,無理…っ」
恥ずかしくて死にそう…
この体勢になったことがないわけじゃないけど
自分で動いたりしたことない
智「和也,お願い…」
俺を見上げている智の惹きこむような瞳に支配されて
拒否の言葉は出てこなかった
智の胸に手をついて
腰を浮かし
手を緩めて力を抜くと
熱い塊が更に深くまで突き抜けてくる
和「ぁあっ…んんっぁ…あぁっ智っ」
智の手に自分の手を絡めて
両手をしっかり繋いで動く
和「さと,っんんっ…き,もち,ぃ?」
見下ろすと俺をまっすぐ見つめる瞳が少しだけ潤んでた
智「んっ…イイ,よ…」
少し呼吸が乱れてるのが嬉しい
もっと気持ちよくなって欲しくて
智の手に支えられながら
脚に力を入れて夢中で腰を揺らした
智「和っ也…はぁっ…傍に,居て,くれて,ありがと…っ…」
その言葉と共に
智の手が離れて俺の腰を持ち
下から勢いよく突き上げられた
和「あぁぁっ…んぁっ」
智の言葉に答えたかったのに
出そうとした言葉は全部嬌声に変わる
支えを失った身体は
智の上へ倒れこんでいった
それでも下からの突き上げはやまなくて
智の肩にしがみついて快感を逃がす
和「ぁああっ…んぁっ,は,ぁぅ,んっ」
目の前に智の鎖骨があって
さっき智にされたように舌を這わせ
鎖骨の下に吸いついた