第4章 4
Kazunari side
智の舌がそんなところにある…
そう思うだけで理性なんか崩れていく
和「あっ…あ,んっ…」
智の舌が中を擦り上げると
わけがわからなくなって
躰のコントロールがきかない
揺れる腰も抑えられなくて
必死でマットを掴んでいた
音を立てて舌が抜かれ
代わりに指が入ってくる
いつもと同じように
丁寧に解されて広げられていく
和「ぁあっ…さと,しっ…ぁんっ…」
やっぱり,いつものように
奥から疼きがひろがって
早く智が欲しい…
和「はぁっ…智…んんっ…さと…ぁんあっ」
智「和也…ごめん,もう,いれていい?」
自分で言う前に指が抜かれて
余裕の無い顔でそう言うから
何度も頷いて答える
頷いたときにはもう
智の熱い塊が押し当てられていて
奥までいっきに貫かれた
和「ぅあっ…んぁああっ…ぁ,く,ぅっ」
いつもと違う性急な挿入に
圧迫感が苦しくて息が詰まる
智「ぁっ…く…んっ…はぁ,か,ず…」
苦しそうな智の額から汗がポタッと落ちてきた
和「はぁ,ごめ…っはぁぁっ…ぅぁっ…ぁあっ」
息を吐いて躰を緩めると
智のモノがビクンと跳ねて
俺の中を蠢くのがわかる
智「和也…ごめん…好きだよ,愛してる…」
唇が重なって,深く絡み合う
また涙が溢れたけどその涙は温かかった