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大野さんのバカ

第4章 4


Kazunari side

全部話すと言うことは
俺達の関係も話すということ

潤くんにはもうバレてるけど
少なからず俺自身も緊張していた

だから,手を繋いで部屋まで戻って
扉を閉めるとすぐに抱きしめる

メンバーのことは信じてるし
こんなことで皆との関係が
変わったりはしない

そう思ってるけど

和「んんっ……」

唇を重ねることで
不安を払拭するように
お互いの温もりを確かめ合った

智「…ごめん…」

唇を離すと潤んだ瞳で呟く

和「もう,ごめんはいらない…一緒だからね」

何度でも確かめ合う
何度でも伝える

それが俺の償い…


準備をしていると皆が集まってきた
皆の顔を見たらまた少し緊張したけど

智「軽率な行動で,皆に迷惑かけて…
嫌な思いをさせて…本当に申し訳ない
ごめんなさい」

頭を下げる智の
はっきりとした謝罪に
皆の顔つきも空気も変わった

それは,ただ慰めようとか
取り繕うとかではなくて

リーダー大野智を見る
嵐のメンバーの顔だった


昨日話したことをゆっくりと話す智
皆もネットはチェックしてたみたいで
だいたいの情報は知ってたから
話は早かった


雅「なるほどね…うん,話してくれてありがとっ」

相葉さんは
いつもの笑顔で笑った

翔「うん,大丈夫…みんな智くんのことわかってるから」

翔くんは優しく,力強く
智の肩を叩いた

潤「で?ニノは腰とか大丈夫?」

潤くんはニヤニヤしながら
俺に聞いてきた
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