第28章 みかん
だんだん、ニノに貫かれながら、乱れた。
女の子みたいな気分になった。
ニノが男っぽくて、クラクラした。
いつも見せない顔。
今は俺だけの顔。
ニノを引き寄せて抱きしめた。
「もっと…突いて…奥…」
そう言うと、ぶるっとニノが震えた。
「翔さん…やばいわ…それ…」
また腰が大きく動く。
ニノの香水がだんだん俺の思考を痺れさせた。
風呂あがりにすぐつけるから、匂いが濃い。
「ニノ…もっと…もっとちょうだい…」
「ん…翔さん、もっと蕩けて…」
さっきよりも、ニノが大きくなった。
中を擦られる。
身体が熱くて堪らない。
汗が噴き出る。
「んんっ…ニノっ、そこっ…」
気持ちいいところをぐいっと擦られて、背中にゾクっとくる。
「締まるっ…翔さんっ…ちょっと待ってっ!」
「だってぇっ…わかんないっ…」
「あああっ…たまんないよっ…なんだよ…ズルい…」
「ニノも…おっきい…ダメだ俺…」
「んん!?も、そおんな…締めたら…俺っ…」
「やっ…俺、イクっ…ニノっ」
「翔さんっ…ああっ…一緒にっ…」
「お願い、ここ、掴んで?」