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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第22章 オレンジscene1


毎年咲く桜が、満開になった。


この風景を見ていると、とても懐かしい気分と、切ない気分になる。


学生の頃の、甘酸っぱい思い出。


青春の匂い。


そんなものを思い出して、寂しさが胸を締め付ける。


あの頃夢想した大人になれているか。


あの頃夢想した自分になれているか。


自問自答する。


あの頃夢想した大切なひとは傍にいるか。



俺の隣に眠る人を見る。


それだけは叶った。


大切な人が、傍にいる。



俺は、櫻井翔。


まだ眠れない。
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