【おそ松さん】マフィア松でスパダリ長兄松に溺愛されるだけ
第5章 慣れない生活【R-18】
「にーさん、そろそろ寒いんすけど!」
「だろうな、十四松。そろそろ模索は諦めこの凍てつく」
「そうだな、入ってからでいいか」
――嘘、まさかここに?
熱いお湯に入り続けてるせいで、頭がぼんやりしてくる。
ちょっと貧血気味な感覚だ。
でも、全員このお風呂に入ってくる。
「ったくさー、うちのお風呂なんでこんなに大きいんだか」
「しょーがないだろー? マフィアの数は多いんだし」
そんな理由で、温泉テーマパークを作ったんだ。
まぁ、ファミリー思いなことは、いいことだけど……。
少々、頭がくらくらしてきた。
この位置だと、奥の岩に行けば大きな岩が視界になって、お風呂に上がっても大丈夫なはず。
波紋が出ることなんて気にせず、のろのろと移動を始める。
そして、そこに大きな蓮の花のオブジェクトがあって、寝そべるのはちょうど良さそうだ。
決死の思いで這い上がると、力が出なくてばしゃん、と音を立ててお風呂の中へ落ちた。
――あぁ、もう無理かも。
頭の中がクラクラして、気持ち悪い……。