• テキストサイズ

【おそ松さん】本気の恋と、6つ子と、私。

第16章 踏み出す勇気【チョロ松】





【絵菜side】



デート5日目の午前11時半。私は松野家までやってきた。


待ち合わせ場所は公園だったんだけど、約束の11時を過ぎても誰も来なくて、代わりにMINEでこんなメッセージが送られてきた。


『ごめん絵菜ちゃん!申し訳ないけどうちまで来てくれないかな?君が来るまでには出られるようにするから!』


まだデートしていないのは、チョロ松くんとトド松くん。二人とも口調が似ているからどちらなのかは分からない。


時間にルーズな人は苦手だけれど、この慌てようからするに何かあったのだろう。チョロ松くんはしっかりしてるし、トド松くんは女の子を待たせたりしないはず。


言われた通りにここまでやってきたわけだけど…とりあえず声かけたほうがいいかな?


「ごめんくださーい。笹倉ですー」


すると、何やら玄関の奥から騒がしい声が聞こえてきた。


『…い、…ロ松……くしろ!』


『…チョロ…兄さん、彼女来ちゃったよ!』


『分かって…るよ!大声出さな…ぅわああああーーっ!?』


ドタドタドッターーーンッ!!!


「!?」


げ、現在進行形で、この家で一体何が…?!


/ 325ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp