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【おそ松さん】六つ子のお姉様は女神様

第2章 女神、再会する


シャンス「なぁなぁ、カラ松。腹減った」

そう、シャンスが言うので、一行は広間に戻ってきた。
しかし、兄弟達は全員別室に移動していた。

仕方なく、三人で食べ始めた時……。

「「「「「あああああああああああああ」」」」」

六つ子の悲鳴が聞こえてくる。

ヴィクトワール「元気そうで何よりです」

シャンス「誕生日会、楽しんでるみたいだね」

カラ松「って、そうじゃない!! ブラザー達に何があったんだ?!」

シャンス「でも、居場所分からないじゃん。食ったらお前ん家行こうぜ」

ヴィクトワール「そうですよ。家に帰ってなかったら探す程度でいいんじゃないですか?」

のほほんと食事をする双子神を他所に、カラ松は心配そうにあたりを見渡す。

シャンス「大丈夫大丈夫、俺のマスターも一緒だし」

カラ松「そ、そうだな……」

そうして、食事が終わった。
カラ松は、使用人からお土産を渡されると、帰ろうと路地を歩き始める。
すると、そこには『当たりクジ付き』と書かれた自動販売機が置いてあった。

ヴィクトワール「マスター、早速ギャンブル要素発見ですよ」

シャンス「でもあれ、金いるはず。俺のマスターあの機械に金入れてたけど」

そんな二人を見てカラ松は微笑むと、自動販売機になけなしの150円を投入した。

カラ松「すまない、一本しか買えないから、二人で好きなのを選んでくれ」

ヴィクトワール「好きなのですかー」

ヴィクトワールが、どれにしようか悩み始めた瞬間、シャンスは迷いなくファンタピーチを押した。
ヴィクトワールが、嫌そうな顔をするものの、自動販売機のスロットは回り始め……。

『当たり』と表示され、自動販売機からファンタピーチが2本出てきた。

カラ松「ほら、やるよ」

シャンス「わぁい、俺桃大好き!」

ヴィクトワール「ったく、自分勝手なんだから」

ブツブツと文句を言うものの、二人が手に持つ缶には、確かに『百万円プレゼントキャンペーン』のシールが貼ってあった。

カラ松は、美味しそうにジュースを飲む双子神を眺めている時に、そのシールに気づき、回収する。

シャンス「なにそれ?」

カラ松「えーっと、スマホで応募すれば何か当たるらしい」

ヴィクトワール「ギャンブル要素ですね!」

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