第12章 第11章
「お待たせー!」
「あー!やっと来たっス!!」
視界に入ったのは赤、緑、紫、黄色、水色。
……そろってる!
「ごめん、遅くなっちゃった!!」
「来ただけありがたく思いやがれ、駄犬」
「オレは犬じゃないっス!」
「とりあえず、移動しようか」
鶴の一声ならぬ、赤司君の一声でゾロゾロと動き出す。
……大ちゃんときーちゃんは睨み合ってるけど……
「つか、移動する必要あんのかよ」
めんどくさそうに言う大ちゃん。
「あぁ。というよりこれは青峰、お前のためだ」
「俺?」
「そうだろう?黄瀬」
「……さすが赤司っちっスねー」
……ちょっと待って。