第3章 冒険へ行こう
一松「だってさぁ、最初から独占されちゃツマラナイでしょ?」
おそ松「そうそう、少しでも俺らの入り込む隙を作りたい!!」
カラ松「まぁ、否定はしない。壊せる関係なら容赦なく破壊し、力づく手に入れる。それが俺らさ」
あ、あれ? カラ松さんって常識人な部類だと思ったのに、案外違うんだね……。
で、でもそれって、私とトッティの関係がそれなりに出来てたって認めてる証拠でしょ?
チョロ松「どうせ、抜け駆けして積み上げた関係なんだし」
トド松「ちょっと、兄さん達酷くない?! トトコちゃん、俺のことだけ信じて!!」
「は、はぁ……」
信じろって言われても、置いてけぼりな状態で、私は何を信じればいいかわからない。
困惑している私をよそに、私の隣に居る十四松さんは無邪気におやつを食べている。
おそ松「でもさー、やっぱ初えっちは平等にしなきゃ、ねぇ……?」
そう言って、おそ松さんのにやりと笑う笑顔を見て、体全身で危険サイレンが鳴り始めた。
トド松「えっ、ちょ……!?」
慌てて、トッティが私を逃がそうと手を握ったけど、手際よく一松さんがトッティを薬で眠らせた。
驚いて逃げようとする私だけど、なんと横に居た十四松さんが私に腕を縛り上げる。
カラ松「――おいおい、流石に無茶言うな。レディは壊れ物のように、大切に扱うべきだ。流石に6人の相手なんて……」
一松「じゃー、クソ松、お前外で待っとけよ」
おそ松「カラ松ぅ~、こんな事になったのも、お前が原因だぜ~?」
カラ松「うっ、そ、それは……」
おそ松「あのタイミングで、トトコちゃんに可愛い顔させなきゃ、俺だってこんな事しなかったさ」
それだけ言うと、おそ松さんは一松さんから受け取ったナイフ片手に、私のローブにてをかけた。
チョロ松「傷つけたら、ぶっ殺すからね」
私は、震えながら縛られた縄を解こうとするけど、縄が固くて全然解けない。
その間に、誰か後ろ側に回ってくる。
そして、私は膝の上に乗せられて……。
一松「おそ松兄さん、ローブは着たままでもできるでしょ?」
耳元で、一松さんの低い声が囁いてくる。
その時、身体全身がびくつき、体の力が抜けてしまう。
そのタイミングを見計らい、十四松さんは手際よく私のズボンと下着を脱がしていく。