第11章 大輝との日々
「おい、焼きそばパンなくなるぞ」
「へっ?……あ、あー!大輝!よろしく☆」
「はぁ?…なんで俺が…」
「大輝が男だから」
「い゛って…わぁった…わぁったから叩くな!ったく…」
大輝はパンを買いに行ったから、私はテラスで待つことにした。
ごめんね大輝。
大輝のことは好きだよ。
だけどね…
大我の方がもっと好き。
だから、大輝を愛してるって言うことはもう…無いと思う。
大輝を傷つけたくないって思った私が甘えてたのかも…
これからは自分の気持ち、ちゃんと言えるようになるよ。
「あたしも強くなるから…」