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名もなき恋物語【ONE PIECE】

第4章 海軍報告書


センゴクは報告書を見て静かにため息をついた。

ガ)「情報は増えたか?」

ガープは持参したセンベイを食べながらセンゴクに話しかける。

セ)「寧ろ減ったようなもんだ。

…能力は一つしか判明しとらん」

まだまだ未熟じゃの、と言葉を付け足すと報告書をガープに渡す。

ガ)「しかしサカズキが言ったことは本当なのか?

もしかしたら調査が正しいかもしれんぞ」

セ)「あいつがそう言った。…なら信じるしかないだろう。」

センゴクは手配書に写るクレアを見て眉を顰める。


………

青)「…今、何て」

赤)「だから言うておるじゃろ。

あの女は武装色の覇気を使ってない。

…わしの能力を使い、相殺した。」

サカズキの言葉にクザンが少しだけ目を見開くも、すぐに納得したのか頷いた。

青)「…なるほどね、

お前さんが偉く軽視してんのはそのせいか。」

赤)「ああ…それでも面倒な能力に代わりはないがのォ」

青)「まさかコピコピの実の能力者が本当に居たとはねぇ…

一瞬過ぎてデマとして終わったが、今更真相を知れるとは誰も思わなかっただろうな」

クザンは“模倣師”と書かれた数少ない手配書を丸めてゴミ箱に放り投げた。


赤)「これで能力者の軍を送れる。


とりとりの実は完璧じゃない。


今度こそ正義を実行する!!」


サカズキは“正義”を背中に羽織るとクザンを部屋に残して出撃命令を下しに部屋を出た。


青)「…相変わらず熱いな」

その後ろ姿を見送るとクザンはソファに寝転び

アイマスクを着けて静かに寝息を立て始めた。
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