第7章 繋がる思い
上「紗希さん、こっちです」
「上村くん」
上「いきなりすみません」
「大丈夫だよ。今日は休みだったし」
上「偶然ですね。僕もです」
会話が途切れる
沈黙を破ったのは上村くん
上「あの、僕は紗希さんのことが好きです。初めてあった日からずっと・・・」
「上村くんあの」
上「知ってます。」
「え」
上「紗希さんは入野さんのことが好きなんですよね」
「・・・うん」
悲しそうな笑顔を浮かべる
上「最後にちゃんと気持ち伝えたかったんです。それで、あの・・・よかったら、これからも仲良くしてくれませんか?後輩としてでもいいです」
「上村くんは後輩なんかじゃないよ。友達だよ」
手を差し出す
「よろしくね」
上「はい!」
上村くんが手を握る
が、直ぐに離されてしまった
?「上村くんの方がいいの・・・?」