• テキストサイズ

幼馴染みだから

第6章 過去の真実




----自由side----



泣いている紗希をそっと抱きしめる



「ごめんな。俺のせいだよな」

『ちがう!私が弱かったから』

「違う。俺が弱かったから、お前のこと傷つけたんだ」


そう。弱かったから



「俺さ。脅されたんだ。"私と付き合わないとあの子に何するか分からない"って」

『え・・・』

「それで付き合った。確かに恋人らしいこと、キスもその先もあいつとシた。けれどお前を守れるならって・・・でも、逆に傷つけてたんだな・・・・・・・・・なんで、"俺が守る"っていえなかったんだろ」

『ねぇ、みゆ』

「ん?」

『私達は不器用すぎたんだね』


不器用か・・・

でも、うん


「そうだな」


今度こそ守るから


----自由side end----



/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp