第6章 過去の真実
~過去編~
物心ついた頃からみゆはずっと隣にいた
意識しだしたのは中学1年の頃
その時すでに、子役として活躍していた
学校内にファンクラブもあった。本人は知らないだろうが
中学3年のある日、ファンクラブの会長とかいう人が私の所にやってきて言った
『入野くんに近寄らないで』
たったそれだけ・・・一言だけ言った
その日からだ
みゆと話す度に物がなくなったり、下駄箱に色々入っていたりしたのは
そして思った
"みゆは皆のものだ"
昔から一緒にいたせいで分からなくなっていたが、彼は芸能人なんだ