第1章 バレンタイン2016
#FGO とは
歴代TYPE-MOON作品同様、世界の真なる理を魔術と魔術師が掌握しつつ、『Fate/EXTRA』で描かれような科学技術を研鑽する者たちも加わり、科学と魔術が交錯する世界観を前提として物語は始まる。
西暦2015年、人類の営みを永遠に存在させるために秘密裏に設立された「人理継続保証機関・カルデア」で、恐るべき研究結果が“ 証明 ”された。「2016年、人類は絶滅する──」
原因を調査するうち、魔術サイドが作り上げた「近未来観測レンズ・シバ」は、何故か過去である西暦2004年の「日本のある地方都市」に「聖杯」と呼ばれる観測不能領域を観測する。有りえない事象にカルデア機関員達は、これこそ人類史が狂い絶滅に至る理由と仮定、テスト段階ではあったが理論上は可能レベルになった「霊子転移(レイシフト)」による時間遡行を実行する。その目的は2004年に行われた「聖杯戦争」に介入し、狂った歴史を正す事である。
主人公は「カルデアの機関員」ではあるが魔術師ではない只の素人。ある理由からカルデアが保有する「英霊召喚システム・フェイト」の力を借りてサーヴァントを召喚し、「聖杯」を探し当て人類絶滅の理由を解き明かすために過去へと旅立つことになった。
そう、この行いは「聖杯戦争」ではなく、人類を守護するためのもの・「聖杯探索」(グランドオーダー)なのだ。