第10章 これが私のサーヴァント！

アステリオスのクッキーを半分食べてみせ、残りを差し出す。
はむっと犬の様にアステリオスが私の手ごと噛みつく。
ちゅるちゅる指を舐められクッキーが喉の奥に吸い込まれる。

「もうくすぐったいよー！」
さくっさくっとクッキーを咀嚼するアステリオスの口から指を抜き、次の菓子をあてがう。
又もふもふアステリオスが頬張る。

甘さを絡め取るように指をペロペロ舐められ笑いが漏れた。