第1章 出会いは突然
----信side----
それは4月のある日だった
事務所の先輩である結城尊さんからの電話だった
尊「お前、今日暇?ちょっと手伝ってくれないか」
そんな連絡を貰った
その日オフだった僕は快く承諾した
内容はゆっきー先輩の妹の引越しの手伝い
僕が新人の頃からお世話になっている先輩の頼みを断る理由は無かった。
それに以前妹さんの写真を見せて貰ったことがあった
長い黒髪がとてもよく似合っていた
でも、実際にあったあの子は写真より美しく凛々しかった。
もしかしたら僕は
この時に、君におちていたのかも知れない
----信side end----