第3章 ちょっと待ってください!
10時を過ぎた頃
「そろそろ帰ろうかな」
僕の一言で皆帰りの準備を始めた
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玄関まで見送りに来てくれた彼女に
僕はそっときいた
「ねぇ、りつちゃん」
「なんですか?入野さん」
「りつちゃんって、のぶ君のこと
どう思ってるの?」
彼女は少し考え
「のぶ君はずっと応援してきた大好きな声優さんの1人です。
私はこれからも声優岡本信彦を応援していきます。
だって、いくら同じ家に住んでるからと行っても……
私はファンですから。同じ岡本信彦を応援する人たちは沢山います。ファンとして抜け駆けするつもりはありませんよ。」
そう言うとニコッと笑った
あ、可愛い。じゃなくて
抜け駆けをするつもりはない
つまり、好きだけれども恋愛関係までは求めないってことかな
両思いのはずなのに芸能人ってことで遠慮してるのかな
「そっか……」
「はい。」
彼女は少し寂しそうに笑った
じゃあ、またね。ありがとう。あとこれ、僕の連絡先
驚く彼女を横目にドアを閉めた
のぶ君大変だろうなー
----自由&拓也&翼side end----