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【銀魂】夜桜が咲く頃に
第11章 〈土ミツ〉いとしすぎて
side.土方
いつの間に、こんなにあいつを好きになっていたのだろう。会わない間に、とても綺麗になった。どっかの誰かと……婚約した。
『十四郎さんの側にいたい』
あの時のことを後悔はしていない。こんな、いつ死ぬかわからないような奴の隣にいても、あいつが幸せになることはない。不幸になるだけだと思った。その考えは今も変わらない。
夕焼けの空の下で、笑っているお前の隣にいられたことも……何気ない話をして笑ったことも、今でも鮮明に覚えている。
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