第10章 お出かけなう!
「どこ行くの〜?」
「んー、無難に遊園地」
「え、まさか亞璃亞遊園地無理?」
「や、いけるよ?ほんとに」
「ほんとかな?」
「ホントだってば!」
「……じゃあまずはお化け屋敷でも行こうかな」
「え、このご時世でお化け屋敷いくの?
やめとこうよ、怖くはないけどもう飽きたしさ」
「とかなんとか言って亞璃亞さ、前も行かなかったじゃないか」
「だって面白くないしさ!ほ、ほら、アヒルさんのボートのろ!」
「んー、だーめ」
「じ、じゃあ待ってるよ!」
「何しに来たと思ってんのさ、デートでしょ、
はい、行く行く」
「わ、やだやだやだやだ」
「怖くないんでしょ、なら行けるよね?」
「わ、わかったよもう、言ってやろうじゃないの!」