第8章 子供だもん
「そういえば、子供の日ですよね明日、」
「…………」
「…………」
「………………………」
「………………………………」
「………………………………………………」
「…子供の日だよね、明日!」
「そうだけど、いちいち怒るのやめてくれないかな」
「臨也さんが返事しないからでしょう!?」
「…………」
「何で!?」
「臨也さんのさんはだめ」
「前はそんなの言って無かったのに!」
「今決めたから守ってね」
「理不尽………」
「褒め言葉、ありがとう
あと、今年は鯉のぼり飾るからね」
「そんな子供みたいな」
「いえ、亞璃亞やりましょう」
「波江さん?」
「弟君に何か言われちゃった?」
「誠二が鯉のぼりが見たいって言ったのよ
取り掛かりましょう」
「今からですか!?」
「頼んだよ亞璃亞」
「……波江さんの為だからね」
「素直じゃないねぇ」
「……うるさいなぁ」