第3章 仕事
はい、只今午前10時
初めての仕事です
「何すればいいんですか?」
「そうだね、書類整理かな」
と臨也さんは棚を指差す
だが、
「綺麗ですよ?」
「うん、そうなんだけどこれの分類して欲しいんだ」
「分類、ですか?」
「うん」
何ていうか……
「地味だよねー」
「え、「なんで分かったかって?簡単だよ」」
「顔に出てる」
「わー、凄いですね。私良く無表情だって言われるんです
私も無表情だって自負してたんですけどね」
「いやー俺もそう思ってたんだけど
なんか雰囲気が変わった感じがするんだ」
「そうなんですか?んー、よく分かんないですけど
雰囲気……ですか、」
「嬉しいの?」
「え?」
「亞璃亞嬉しそうだからさ、」
「嬉しい……
そうかもしれないです、こんな事言ってもらえるの初めてだから……」
(……笑った?)
(よーし!やりますよ!)
(ああ!それはこっち!)