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六つ子にプロポーズされてみた。

第7章 トド松


トド松から電話だ。
いつもならメールなのになと少しふしぎに思ったがなんの違和感もなく電話にでた。


『もしもしトド松くん?どーしたー?』


「あ、急に電話なんてしてごめんね?今からスタバァに来れないかな?」


『うん。全然大丈夫だけど…』

なんか、メリハリのない声だなー…具合悪いのかな…


「よかった。じゃあ、まってるね。」


『はーい』

ブツリ…




心臓が低く高鳴った。



いつもどーりのデートだと思うんだけど…。
なんか、嫌な感じ…


心の中でうっすらと恐怖を感じた。



私服に着替え急いでスタバァへと向かう。





スタバァには既にトド松くんがいた。



「お、名前ちゃん!ごめんね。呼びだして。」



『大丈夫だよ!何かあった?』




「スタバァはどーでもいいんだ。ちょっと来て。」


ちょっと強めに手首を握られ引っ張られた。



『なに?なんか急いでるの??』



「…さあね。」


どうにでもなれとおもい、トド松くんについて行った。






ついた場所は町外れのホテル。





『いや、まって!どーしたの!?』




「僕達もうこういう時期だと思わない??僕ずうっと名前ちゃんと一緒に居たいんだ〜♡もう名前ちゃんがいない世界なんてありえない。早く子供つくっちゃってさぁ、結婚しようよー?」


結婚は嬉しいよ!すごく。
でも、まだこーゆーのははやいよね…



『まってトド松くん。結婚は嬉しい。今すぐにでも結婚したい!でも、まだ、子供ははやいんじゃないかな…?』


「結婚してくれる!?やった!結婚するんだから早くヤリたいの。ほら行くよ名前。」

無理矢理手を引かれる。

「まって!!」





『そんなに拒否るんだったら僕名前のこと監禁しちゃうかもよ??もう、僕の妻なんだから僕のわがままぐらい聞いてよね。』


言い返せない。トド松君ならいいやと思いホテルへ入った。













今日はふたつの記念日になった。
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