第1章 ハートの海賊団に竜巻注意報
よぉ! いい天気だな、シャチだ。
今日は日頃俺が思う事を話そう。
ハートの海賊団に咲く一輪の薔薇、
そう、セシリアについてだ。
セシリアは悪魔の実、ハネハネの実能力者で戦闘力も船長の次くらいに強いんだが、話したいのはそんな事じゃない。
何もせずに黙って立っていれば、クール系美人。
脚を組み肘を付きながらコッチを見られたもんなら、それはもう「姉さん」って呼びたくなるような貫禄だ。
だけど実際は・・・
「っだぁー!!!?痛ぁい・・・涙が・・・うぅ・・・」
「セシリア、また閉まってるドアにぶつかったのか。まったくそのドジ、何とかしたらどうだ?」
「だってペンギン・・・うぅー・・・っていうかさ、そもそも閉まってるドアが悪いんだよ・・・痛ぁ・・・」
そう、ドジだ。
しっかりしてそうでどこか抜けてるというか、まぁとにかくもはや天然記念物クラスだ。
そして・・・
「うきゃーーーー!!!その帽子、脱げーー!!」
「いい加減にしてくれセシリア!!俺の帽子を取ってどうするつもりだー!?追いかけてくるなー!」
「さっきチラッと見えたけど、アンタ実は凄いイケメンでしょうーー!!!?隠しても無駄だー!!」
子供っぽい。
こうしてペンギンの帽子を剥ごうと追いかけてる姿はお色気お姉さんの容姿からは想像出来ない。
更に・・・
「うぁぁぁぁ!!!船長ぉのパンツーーー!!!」
「船長の食べ残しーーー!!!」
「使用済みティッシューーー!!!」
変態だ。
うん、ホント、ド変態だ。
船長を愛する気持ちが危ない方へと配送されてる。
これならまだアッチのほうで変態なプレイって、いや、夜の蝶的オトナの魅力にして欲しいものだ。
極めつけは・・・
「ローーーーーーー!!!!!」
「ROOM、シャンブルズ。」
「ローーーーーーー!!!!!」
「シャンブルズ・・・っ。」
「ローーーーーーー!!!!!」
「シャン・・・ブルズ・・・。」