第5章 みんなで一緒に。
部屋に戻ると、買ってきた袋をリョー兄に見つからないように隠しておいた。
うん?
何でそうするかって?
だってばれたらつまんないじゃん♪
だからお楽しみってことで~!
「夏祭り、楽しみだな~♪」
そう言いながらベットの上で雑誌を読んでいると…
「スズナ、入るぞ~」
「あ、リョー兄。どうしたの?」
「いや、何か食べ物がないか聞きに来たんだけど…」
「う~ん、多分ないと思うから私が作るよ」
「え、いいのか?」
「うん、先輩たちにはお世話になってるしね♪」
「じゃあ頼むよ」
「はーい!」
そして読んでいた雑誌を片付けエプロンを着ると、キッチンに向かった。