第3章 みなさんと対決です。
~ side スズナ ~
「あ、桃城先輩!」
「なんだ?」
「手加減なしで、本気で来てくださいね!」
「いいのか?」
「はい!」
「分かった、じゃあいくぞ!おりゃ!」
「やあ!」
桃城先輩のサーブは、普通の人よりも速かった。
でも、まだ遅いです!
「すごいな、俺のスピードについてこれるなんて」
「まだまだ、遅いですよ!」
「じゃあ、これはどうだ!」
すると急に重たいボールがきて私は受け止めきれず、ボールはたかくあがった。
「しまっ!」
「くらえ!」
そして桃城先輩のダンクをくらい私はまた受け止めきれず、後方にとんだ。
「きゃあ!?」
「うわ、やり過ぎた!」
思いっきり尻餅をついた私。
「う~、痛い~!」
「スズナ、大丈夫か!?」
慌てて私のもとに走ってくるリョー兄。
「うわ~ん、リョー兄!」
あまりの痛さにリョー兄に抱きつく。
「だからやめとけっていっただろ」
「でもリョー兄が平気だって…」
「まあいったけど…」
「う~、次は返すもん!」
そいって私は、立ち上がりコートに戻る。
「スズナ、無理するなよ!」
「うん、気をつける!」