第3章 みなさんと対決です。
テニスコートに行くと、昨日の人たちと他にも2人いた。
「おはよう、越前、スズナちゃん」
「おはようございます」
「お、おはようございます」
いまだにまだみなさんに対して緊張しているせいか、リョー兄がいても普通に挨拶をすることができなかった。
「スズナ、まだ緊張してるのか?」
「だって、リョー兄~…」
「まあ、仕方ないよ。そのうちなれてくると思うよ。」
そう言ってくれたのは、不二先輩だった。
この人優しそうだな~。
そう思っていると…
「もしかしてその子が越前の義妹?」
「ふむ、データにないな」
!?
私は、急に声をかけられてビックリしたためリョー兄の後ろに隠れた。
「おい、スズナ?」
「う~」
「ごめん、驚かせちゃったかな?」
「見たところ、人見知りだな」
な、何かメガネの人怖い…
「乾先輩、スズナが怖がっています」
「そうか、それはすまない」
「い、いえ…」
リョー兄が言うには、メガネの人が乾先輩でそうじゃない人が河村先輩らしい。
何か河村先輩って変な感じがする…