第2章 やっと会える!
「すいません、遅れました!」
!?
この声は、もしかして…
「お、越前おはよう」
「あれ、そいつは誰っすか?」
「リョー兄~!!」
「うわっ!?」
「「「「「「!?」」」」」」
安心した私は、思いっきりリョー兄に抱きついた。
「この声は、スズナ!?何でここにいんだよ!?」
「うわ~ん、会いたかった~!」
「分かったから、落ち着けって…」
「う~」
久しぶりのリョー兄は、とてもかっこよくなっていた。
「それで、何でここにいんの?フランスじゃなかったのか?」
「中学だけ日本で過ごすことになって、そしたらおじ様がリョー兄と同じ学校にって…」
「はあ、俺親父から何も聞いてないんだけど…」
「そうなの?」
「うん、まあいいか。無事に会えたしな?」
「うん♪」