第2章 やっと会える!
来たはいいんだけど、
パコーン、パコーン
どうすればいいんだ?
そうやって私が迷っていると…
「ねえ、どうしたの?」
「ひゃ!?」
突然声をかけられて驚く私。
「あ、ごめんね。驚かせるつもりはなかったんだ。」
「い、いえ…」
ビックリした~!
急に声をかけられたんだもん…
「それで、どうしたの?」
「あ、えっと…」
「大石~!」
「お、来たか英二。」
目の前の人に向かって手を振りながら走ってくる人。
「んにゃ?この子はだーれ?」
「いや、ここにいてどうしたのか聞いていたとこなんだ。」
「へー。ねえ、何でここにいるの?」
「えっと…」
この人、猫みたいだから何か緊張しなくてすむかも。
「りゅ、竜ばあにテニスコートにこいって言われたので…」
「竜ばあ?もしかして竜崎先生のこと?」
「あ、はい。そうです。」
「それじゃあ、こっちに来て。俺たちテニス部だから、部室に案内してあげる。」
「あ、ありがとうございます。」
良かった~、テニス部の人に会えて…
その後、テニス部の人たちに案内されてテニスコートに入った。