第3章 三日目【一松&おそ松】
一「ん、」
殺される…とみを守るようにすると、
差し出されたのは
体温計…
一「自分で測って〜、俺みんなみたいに優しくないから」
「あ、うん」
そっちのほうがありがたいよ
昨日測ったみたいに口にくわえる
一「わ、あみ口で測るの?子供みたい」
「う、うるひゃいっ」
馬鹿にされたし…
ピピピッ
一「見せてみ?」
「んっ…」
一「38度7分だね」
あ、熱上がってるし
一「座薬やってないでしょ?」
じとっと見つめて、いつもの低いトーンで 問いかけてくる
「し、したよ!」
だが、こちらも必死に否定して
一「本当に…?」
ぐいっと近寄ってきた
「ほ、んとう!」
びっくりして後ずさると、ポケットから何かカサカサッと落ちた