第9章 真琴くん
「遙先輩どういう意味ですか?」
「この前里奈からすべて聞いたんだ」
「初恋って?」
「真琴くん‥」
里奈がゆっくり答えた
それを聞いた真琴が驚いた
「え?」
「私中学の時真琴くんに恋したんだ‥」
「告白しなかったの?」
渚が首をかしげた
「里奈は夏休みあけたら告白しようと思ってたみたいだ」
遙がそういうと真琴はある事を思い出し里奈を抱きしめた
「俺が転校しちゃったんだよね?」
里奈は泣きながら頷いた
「夏休み寂しかったんだよ?真琴くんに会えなくて‥」
「ごめん‥親から転校するって聞いた時本当は俺一人でも残ろうと思ってたんだけどさすがにそれは出来なくて‥急に決まったからごめん‥」
「岩鳶でまた真琴くんにあえて嬉しかった‥」