第13章 12月。
「ねぇ、唯、クリスマスに欲しいものある?」
背中にキスを落としながら、賢一君が囁く。
「んんっ……あっ……あっ……」
首筋を上がってくる舌が気持ちいい。
耳たぶを舐められて、大きく体が反応する。
「ここ、好きだね、唯」
耳元で水音がする。
チュパチュパと咥えられて、吸われて……。
気持ちいい……。
「んっ、あっ……賢一君っ……」
私に覆いかぶさった賢一君の手は、やわやわと両胸をもみしだく。
胸の先端を摘ままれて、こねられて、快感が頭に走る。
「わかん、ないっ、それよりっ……」
「もっと、刺激して欲しい?」
そう、早く下も、触って欲しいよ……。