第7章 狭間
-菅原side-
宮城について家に帰った後、すぐにせっちゃんに某SNSでメッセージを送った。
菅《今、家に着いた。》
刹那《お帰りなさいです!》
菅《ただいま!》
・・・等々話していた。あー幸せだなぁ。
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-烏野side-
烏「今は11月で1月の全国大会まで2ヶ月もない。今回の遠征でそれぞれ得るものがあったと思う。残りの2ヶ月弱でさらにパワーアップさせて安定させるぞ。勝ちたかったら死ぬ気でやれ。いいな!」
全「はい!!」
それぞれが自分の課題の練習を始める。そして試合練習。個人の力じゃない。全員の力でボールを繋ぐ。
3年生は最後の大会。負けたら終わりだ。もうこの仲間達と戦えない。
2年生は3年生の最後の舞台に色を添えたい。辞めて欲しくない。二年間一緒にやったんだ。もっとやりたい。
1年生はもっと3年生のプレーをみたい。もっと学びたい。もっと3年生の下でプレーしたい。
それぞれの思いが交差する。でも全員が共通して思うこと。全員の決意。
勝ちたい。もっとこの仲間達と戦いたい。もっと高め合いたい。もう負けたくない。今度こそ。